明恵さんのお寺、高山寺
鎌倉時代の方で、私の宗派の祖である法然さんと時代が少しかぶります。 鎌倉時代の僧は、お釈迦様の戒律は有名無実化していたようですが 明恵さんと法然さんは戒律をかたくなに終生まもられたのではないか、 と、皆様、期待と希望を持って言われているようです。 *因みに釈迦時代の戒律では、結婚も自慰も異性に触れるのもアウト。現在の五戒の中の不邪淫は不倫とか浮気とかそういう類がアウト 別に今となっては二人が戒律を破ったかどうか、などは私にとってどうでもいいのですが 現在になっても、そういった真摯さが論じられるところが素敵です。 法然さんにいたっては、念仏を口称すれば往生できるとの易行道を説きながらも 僧としての戒律を守られる。 明恵さんは、お釈迦さまの憧れ、尊敬から、そのお釈迦様の教えを改変し付け足し続けてる(笑)仏教の様々な教えから、なるべくお釈迦様が説いた頃の教えに近いところに行き着いた気がするのです。 樹上座禅像の木の上で座禅をする明恵さん 高山寺の奥の山、楞伽山で、樹や鳥と溶けこむ姿が私に 自然=八百万神 と明恵さんが溶け合う姿。 菩提樹の下で悟りを開かれた釈迦牟尼をも連想させる。
by munehito_miwa
| 2007-04-28 11:03
| 神社仏閣(京都)
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