人気ブログランキング | 話題のタグを見る

出雲路ルート禊編2

出雲路ルート禊編2_f0056808_13442411.jpg


若狭の神宮寺です。

神の宮の寺です。

すごい名前ですね。

本堂が神社の日吉造りのような神社建築
注連縄もまいてあります。

堂内には観音さんや薬師さん、明王さんに天王さん。
その仏様達の同列に若狭などの神様6神の掛け軸があります。

まさに神仏混交
現在でも本堂で拍手をうつそうです。

明治の廃仏毀釈で神と仏が分けられてきましたが
地元の人がなんとか守ったそうです。

仏教伝来以来、神仏混交の歴史が1000年以上と相当長く
そのつちかった文化が明治で、表向き途絶えてしまったのがとても残念です。

その反動が、これから起こるかな、なんて思っている昨今
少しずつ神仏の垣根がなくなってきているような気がします。

出雲路ルート禊編2_f0056808_1356452.jpg


と、、、ここまで前置きという、きわめてダラダラとしたブログなのです。

テーマは禊ということで・・・
若狭の神宮寺はお水送りで有名で
毎年、東大寺の二月堂で行われる修ニ会のお水取りの水は
こちら若狭の鵜之瀬の水なのです。
修ニ会はボーボー燃えるタイマツを坊さん多数でふりまわしてダッシュダッシュで、
できたら、私もやりたいなぁ、なんて思う行事です。

お水とりは二月堂にある井戸の水を仏前に供えるようですが
この井戸の源流が若狭の鵜之瀬なので、
若狭でまず火を使った神事を行って水を清め流すようです。

神の「か」は「火」で「み」は「水」だったりと
なにかと関連性はおもしろいかったりします。
ある種の連想ゲームだったり、こじつけだったりで文化が・・・。

手を洗うときも水で洗うし
水に浸かって汚れをとりますが

心の穢れも水で流すようなイメージでしょうか。
水で流れない穢れには、火でもかけて「あっちっっち!!」と、飛び跳ねてもらって
あら元気!・・・・というわけにはいかないでしょうが、身体を火などで暖めると
血行が良くなって、元気になるのは確かです。
出雲路ルート禊編2_f0056808_14111750.jpg



そんなわけで、鵜之瀬でジャブジャブしてから、次のルートに行きます。
by munehito_miwa | 2006-12-18 13:56 | 出雲路ルート
<< まじめに広島14 出雲路ルート・禊編 >>