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生きていると年々、忘れてはいけない事が増えていく

まもなく9月ですね。今年もなんとかお盆を過ぎ、やっと、涼しい風が感じられるようになってきました。
お盆参りの間は、常にドライヤーの熱風をかけられているようでしたが、涼しくなってみれば、そんな暑かったこともげんきんなもので、忘れてしまうものだと思いました。
油断せず、暑さのぶり返しに気をつけないと、夏バテが後から忍び足でやってきそうです。
とか言ってるうちに彼岸参りですが・・・

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写真は16日施餓鬼法要にて、常味さんによる奉納演奏
*私、HPにしっかりとした詳細を載せておらず失礼致しました。
施餓鬼法要やお彼岸法要は檀信徒様のみの案内でした。お問い合わせ頂いた方、申し訳ありませんでした


演奏曲は、内戦が起きているシリアとエジプトの曲を亡くなられた方の供養に頂きました。

24日は午後。町内の地蔵盆にてジンバブエの親指ピアノ。
ムビラの演奏を実近修平君に弾いて頂きました。

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私がその日の午前中、地蔵さんのお参りをしたときに

「このお地蔵さんは、君等のおじいちゃんおばあちゃんの、またそのおじいちゃんおばあちゃんの昔から、皆にお参りされていたお地蔵さんなんだよ~」

という話を子供にしていたのですが、ムビラの演奏の前に

「この楽器は、皆のおじいちゃんおばあちゃんの、そのまたおじいちゃんおばあちゃんの・・・・」

・・・と、実近君もおんなじような話をしてておもしろかった。

わかりきったような事だけれど、改めて宗教(供養)と音楽というのはとても密接なんだ、
ということを実感させられたお盆でした。

年間に、本当にいろんな行事が配されているのは、大事な事を忘れないために、
人が忘れやすいからこそ、宗教の儀礼が教えから、音楽から、様々な作法が残されているのだろう。
先人に心を向ける、とか、どうしたって自身に心を向ける事と同義だろうし
それを促す作用として、読経や瞑想(黙祷も)や音楽が宗教行事に必須になっているのでしょうね。
by munehito_miwa | 2013-08-28 15:56 | 自坊行事
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