<   2013年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧

開基法要

11月11日は実信房蓮生755回忌でした。
f0056808_119770.jpg

今回の法要の差定

法華経お題目(太鼓)・四奉請(附ハルモニウム)・般若心経三巻(曲打太鼓)・疏
開経偈・妙法蓮華経観世音菩薩普門品・啓白文・連称念仏
弥陀礼(附ハルモニウム)・法華経お題目

f0056808_1120370.jpg


小説、親鸞を読んでいると、平安鎌倉の当時の仏教の高揚感のある法要の描かれ方と、現在の儀礼的な法要の温度差を感じることがあり、自身の宗旨だけではなく、他宗の事を勉強しながらそれを活かして、新しく法要を作る事もコンセプトに、本年で四回目をむかえさせて頂いた蓮生忌

天台など、日本の歌の源流である聲明の1年目、時宗のすすき念仏と和讃が2年目
昨年は平安時代の流行歌である今様と白拍子。蓮生法師の和歌も織り交ぜながら。
当時の信仰について思い巡らせてきました。

今年は念仏の法然さんと、法華経の日蓮さん
あまり仲のよろしくない印象なのですが、仲良くないままにほっておくのはどうかと思っていたところ
6月に身延山で勉強をする縁を頂き、日蓮宗を勉強したり、能楽で『鵜飼』という謡曲でシテを謡わせて頂いたのですが、そのシテ役は日蓮上人の法華の功徳により成仏させてもらう役であったり、法華のお坊さんと仲良くなったりした年でもあったこともあり
浄土法華法要をする運びになりました。

f0056808_1153534.jpg


さて法華といえば、太鼓だと思ってます。、ノリの良い法華の題目太鼓と、
般若心経ではオリジナルの曲打ち太鼓を二人の僧侶に叩いてもらったのですが、
リズムをとりながら、南無妙法蓮華経や般若心経を繰り返すと高揚感がでてきます。
お経がすすむにつれて声も太鼓の音量も上がっていき、常日頃の迷いや苦しみが気にならなくなるような、今この瞬間を大事に思う気持がします。

浄土のお経では、節のある弥陀礼。
インドのハルモニウムという楽器を伴奏に、静かにゆったりと。
念仏も鉦を合図に静かに詠み上げる


苦しみを、どのように? どうやって軽くし、無くすのか?
が仏教に求められていたことであるのなら、念仏もお題目も1つの手段なのかと思います。
静かに念仏するのも1つ、賑やかに太鼓でお題目をあげるのも一つ。
心を内に向ける内省と、心を内より外に出して行くこと。
お題目は宮沢賢治の「アメニモマケズ」の東西南北「行ッテ・・・行ッテ・・・行ッテ」
の気持が大事なんだなと。
お題目と念仏は実は両輪のような気がした法要でした。
[PR]
by munehito_miwa | 2013-11-18 11:33 | 自坊行事 | Trackback | Comments(0)

11月 は 開基蓮生忌

10月は私にしては多くの行事の出仕に呼んで頂いたので、
自坊の法事や法務なども合わせて、黒衣に紋付袴、緑や橙色など
色んな装束を召してあちらこちらと、ややこしいことでした。

さて、11月はそういった出仕に行くこともないので、
すでに桜や紅葉や柿や台杉や伊吹など手を入れてますが
植木屋になろうと思っています。

芸術の秋なので、観能や華展、祇園をどり、日舞なども行きたいと思ってますが、
以下、今月の主な予定です。



11月11日(月)18:00開場 18:30開式 20:00頃迄の予定
西方寺開基 実信房蓮生755回忌法要
○浄土法華法要
顕本法華宗のお題目と、西山浄土宗の念仏を1つの法要で一緒に唱えます
○京ことばの朗読。京ことばの会、会長の中島さよ子さんです。
現代の標準語の元となった、京ことばで語って頂きます。
入堂志納(お心持ち)
*檀信徒さんに限らず、どなたさまもお参り頂けますのでお気軽にどうぞ。

11月22日(金)13:00頃
聖徳太子お火焚祭。こちらお近くの広隆寺にて。
太秦仏教会の各寺院が聖徳太子殿にて大般若転読(住職が出仕します)
その後、山伏が問答などして、お焚きあげをされます。
一年にこの日だけ、聖徳太子像の御開帳があります。


11月25日(月)7:40頃~19:30頃
太秦仏教会秋の参拝
今年は米原・美濃方面。蓮華寺・徳源院・真禅寺の3カ寺をお参りします。
会費8500円(昼食付き)
*詳細、申し込みは太秦仏教会各寺院に直接お申し出下さい。


11月27日(水)18:30~21:00
傾聴僧準備研修会
傾聴僧の会主催の、僧侶向け傾聴講座の第一回目です。
詳細はHPを御覧ください。



11月30日(土)18:00~ 自由解散
居酒屋モンク「カフェ・デ・モンク 居酒屋バージョン」
ぼつぼつ参加者が来られる交流会。
気さくな坊さんたちと話しながら、楽しい時間を過ごしましょう♪ 
おひとりでもお気軽にお越しくださいね!
というか、おひとり様があちこちから集ってわいわい喋ってます。
【参加費】:飲食実費にて(2000円~3000円程度?)
場所は大宮七条 キッチンnagomi


この他、自坊での法事はもちろん、施設で法話などのお話を頂いています。
一体なにを話したらいいものだろうか?とも思うのですが、
最近、印象に残った出来事といえば、勝林院の一千年紀。
千年の節目に立ち会うという事と、その節目になにか行事をするということは、
けじめをつけることであったり、人生を一度リセットすることであったり。
次に向けて、あらたに何かを初めることに繋がるわけで。

今年の出雲も伊勢も遷宮がありましたが、いったん区切りをつけて、また始まる
という感覚を持たせる事は、人生において重要な事なのだろうと、身体で実感したわけです。
まぁ、人生というよりも、1000年2000年も前から、
人々がお参りをしてきた施設に今現在、
自分自身がお参りをしている事を考えていると、そんな千年も昔の人まで遡れば、
自分はその人達の子孫にかする可能性はやたら高いだろうし
脈々と続いてきた民族の歴史に自分も加わっている感じがして、
生きていることの意味が感じられるようで、とても興趣深い。

・・・と、いうような事を感じてもらえるような話ができたら良いなぁ、とか思うのだけど、どうか?


・・・・
ウチのお寺の蓮生さんも755回忌という節目だし。
開基法要は今年4年目になりますが、はじめてみて、
多くの出会い繋がりがあり意義深いです。
生きてるなんて繋がってる事を確認していく作業のような気もしますが、さてどうか?
[PR]
by munehito_miwa | 2013-11-01 15:31 | 自坊行事 | Trackback | Comments(0)