<   2008年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

観光と信仰と

紅葉狩といえば、私の中では山登り。

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おびただしい数の観光客が集まる詩仙堂を過ぎて、さらに東の山へ行けば
狸谷不動。

写真の鳥居の手前は阪神優勝祈念石碑に狸の置物
その鳥居を抜ければ、まるで稲荷さんのようにズラッと並んだ朱の鳥居、で、弁財天さん。

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注連縄の巻かれた権現杉横には弘法さん。
その先には七福神。
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色んな神仏人がごった煮で、その包容力というか、度量の広さが頼もしく
笑を通り越して、信心深くなるような気がします。
参道脇の石柱にはすべて施主人が付いてます。
まさに信心に支えられたお寺!?のようで。
写真ばかり撮るのは失礼なようで、憚れます。(それでも神妙に撮る)

観光らしき人は、ほぼ見当たらず
皆様、毎日か、月参りか、とても熱心に参拝される人ばかりでした。

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清水の舞台のような本堂で、暗闇の中に浮かぶ体の輪郭に
目を光らせた不動明王さんを拝んでから、東山36峰の36童子巡礼に山登り。

薄暗い山だったところが
山頂近くきたところで、金色の光に照らされ、世界が一変しました。
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by munehito_miwa | 2008-11-30 14:44 | 神社仏閣(京都) | Trackback | Comments(0)

信仰空間造

昨日11月22日は聖徳太子ご命日のお火焚祭でした。

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太秦佛教会は法要(大般若経転読)に参加させて頂いています。
連休と重なった影響からか、例年よりも参拝者が多く集まられたようでした。

太子堂にいらっしゃる聖徳太子像も一年に一回のご開帳
間近に参拝できる珍しい機会なので、儀式後、私も太子様を拝ませて頂こうとお堂の中へ。

太子様はお堂の暗がりの中、堂内の厨子から一人光を放つように佇んでいられました。
参拝の順番待ちの間、参拝する方々を眺めていたら、皆様とても熱心に拝されていました。

太子堂での儀式や、山伏さんによる、お火焚きを観た後に、像を拝する。
その儀礼の順番が人々を深い祈りに誘うのでしょうか。

気のせいか、太子が生きているように感じられ、
今日一日の儀式を聖徳太子自身が取り仕切っているかのような気にさせるのでした。

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*太秦佛教会の面々
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by munehito_miwa | 2008-11-23 14:20 | 太秦仏教会 | Trackback | Comments(0)

本能

ここ数日、京都はとても冷え込んでいます。
家の寺の柿の葉は3分の2以上が葉を落とし、
3本あるモミジも1本が半分以上色づきました。

京都の社寺はライトアップでも沢山の観光客を誘致しますが
先日は京都御苑「平安王朝の夜と御苑の森」
御苑の森ライトダウンに行ってきました。

あいにくの曇り空で、月もはっきりとはみえませんでしたが
人工のあかりの少ない、自然の月明かりの中、森を散策しました。

興味深く感じたのは、
暗闇の中だと、辺りの気配に鋭敏になっている自分に気づいた事でした。

自転車のライトが遠く100メートル程先でちらつくだけで、意識に強くその情報が入る。
遠くで砂利を踏み歩く人の足音、話し声。

風の音、虫の声。
木々の擦れ合う音。

目が暗闇に慣れるにつれ
枝々の輪郭をはっきりと見た気がした。
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by munehito_miwa | 2008-11-11 14:03 | 瞑想 | Trackback | Comments(0)

禊の水は綺麗?

国交省、7水系で総合的に水管理 渇水時の融通など新計画2008/11/02 18:30 【共同通信】

水は流れていれば、大体綺麗なものだけど
溜めると澱んでくるもので、人間の体も動物も植物も似たようなもの。
循環を阻害すると腐ってきます。

少し前なら、川で遊ぶのはあたりまえだったし
川の水を多少飲んでも大丈夫でしたが、いま、家の近くの川の水なんて
飲めたものじゃない。
100年も昔なら、川の水をそのまま飲んでいたのだろう。

現在でも岐阜の郡上八幡などは、生活用水は山川の水で
水道には山の水がひかれている。
本当にうらやましい限り。
*お肌や体調が改善する気がする。 

京都市内ではかろうじて、京の水がめといわれる地下水が飲めるぐらいか。
基本的には琵琶湖からの水を人工に浄化したものを頂いている。

京都の社寺などの、手水でも思うことは、飲むものではなく、すすいで清めるものなのですが
鎮守の森の水だから、飲めるだろうと思ってかかるのです。
ただ、大半の社寺の手水は飲み水に適さないということが悲しい。

鴨川の上流にはダムはなくても人工物が多数
川沿いにのぼっていくと、人気のないところになんでこんなものがあるのだろうと
いぶかしむものも目にします。

自然のままの水をそのまま飲める社寺は、地下水などの名水がある社寺を除けば
市内には1社寺しかないように思います。

もともと、山沿いにある神社などは
飲めば体が健康になり、病が癒えるほどのすぐれた水が湧くので、
その水をはぐくむ山自体を神体山としてお祀りしたところから始まるなどの歴史があります。

現在では、その神社の御神水が出るところの看板には
「煮沸してから飲んで下さい」などの表記はザラで
そのままでは飲めなくなっていることが多くあります。


京都の社寺の清め祓い、禊の水が綺麗ではない、なんてことは信じたくない話ですが
国交省の新計画は自治体も大きく権限をもつこともふまえられているらしいので、今後うまく機能することを願うばかりです。
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by munehito_miwa | 2008-11-03 11:50 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

ういのおくやま?

いろはにほへとの唄を取り上げたコラムを面白く読んだ。

「その『生まれては消えるすべてのもの』を仏教語では有為と呼ぶ。仏教が目指すのは『有為の奥山』を越えたところにある、平安の境地なのである」
                            佐々木閑「日々是修行」

いつもコラムを読んでいて思うのは、疑問に思うことも
付け加えることもなにも浮かばない明快さにスッキリするのです。

仏教って、なんだかややこしくて、ドロドロしてて難しいイメージがあったのですが
仏教はシンプルなんだなぁ、ということを思います。

本も「犀の角たち」(大蔵出版) 「出家とはなにか」(大蔵出版)はまだお求め安くおすすめで、本も授業もなんだかお茶目なところも多々ありでおもしろいです。
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by munehito_miwa | 2008-11-01 19:14 | 雑記 | Trackback | Comments(0)