鐘が鳴らない

明治から昭和の初期ぐらいまで寺で鳴らしていた
打ち出しの鐘があります。

私が生まれる前に割れ
ビビビとひび割れたゆらぎを鳴らすばかり

どうもそういった真鍮と銅と錫の配合の妙があり
その鐘を再度鋳造しても旨く音が鳴らないそうで。
部分修理も叩けばすぐ鳴らなくなったよう。

何十年と、奥の部屋に眠っていました。

最近、ひょんな縁から雅楽に縁が出来
雅楽器製作の人とも知り合いになれたのですが
どうも話によると、天に飛ぶ鳳凰の声を出すという楽器の笙。
そのリードは、一から鋳造するのではなく、寺の鐘や銅鑼。
そういった音楽で使用され(た)ている鐘から削りだして造るよう。

これはまた然り
おもしろい縁があるもので、我が寺の鐘は
そちらの楽器制作場へお嫁に。
もし鐘が使用に足るものであれば、いずれ縁あれば
私の笙のリードになって帰ってくるやもしらん。

祖父が日日中、鳴らしていたであろう鐘の行く末、良き縁を祈るばかりです。



・・・ま、、問題は現在使用中の鐘も割れてることやな・・・・。
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by munehito_miwa | 2007-09-01 20:37 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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