一年の計

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「一年の計は元旦にあり」 と言いますが
正月のお参りに来られる方々に、それをお聴ききしながら、
私はどうしようかなと自問する正月でした。

仏事というのは昔からあんまり変わらず続いてきたようですが
最近は檀家離れとか葬式離れとか、業界でよく聞く話題になって久しいです。
京都ではそういう文化は根強く残ってはいますが、住職のいない無住のお寺や
お寺を掛け持ちするなどの話は枚挙にいとまがありません。

そういう危機感をどこのお寺の坊さんも共有するようになってきたのはここ数年。
その間、イベントやカフェでお寺を開くとか、フリーペーパーを発行したり
医療機関でボランティアとか、スピ系とかターミナルケアとか苦しみに向き合うとか
坊さんがそれぞれの個性でできる事を初めてはる印象です。

まぁ、いろいろやってはんなぁ、とかいろいろ続けてきて思うのは
近代以前の坊さんはみんな普通にやってはった事やろな、とつくづく思います。
もともとやってた坊さんの役割をまたやり出しただけみたいな。

だから話題にならなくても、ちゃんとそういう坊さんらしいこと
法話・傾聴・相談・儀式など苦しみに向き合って法務をされる坊さんのところは檀家離れどころか
檀家が増えていたりするところもあります。(過疎の地域は厳しいとは思いますが)

葬式坊主の鉦叩き、みたいな言われ方もそろそろないないしたいのですし
お釈迦さんが言われた「一切皆苦」の世の苦しみを少しでも軽くし無くして済われる
衆生済度の役割を僧侶は毎日お経でお唱えもしていますので、それに向き合い
どのように衆生済度をしていくかを考え、意味付けして実践していきたいものです。

温故知新、西方寺では開基上人の宇都宮蓮生さんの蓮生忌をはじめてから5回
毎年違うプログラムで独自の法要を勤修し、蓮生さんを偲んでいましたが
今年はいろいろとお付き合いが増えてきたこともあり、今年の蓮生忌では
創作してより深く蓮生さんの思いを探求しようと計画しています。
11月11日(水)18時頃から
筑前琵琶の片山旭星さんと、能管の野中久美子さんと一緒演奏予定
創作は宇都宮のとあるお方にお頼み。

花見はおかげさまで3年目。桜を愛でながら
だれでも気軽に本堂で音楽を楽しめる機会になっていければと思います。
現在、日舞の方と、薩摩琵琶。瓜生山オーバートーンアンサンブルとチーム樫田?
の皆様と、出店が数店舗ある予定です。

後は個人的に傾聴や病院のボランティアなど外にでる機会が多いですが
そろそろお寺にでんと構えてしっかりしたい、などとも思ったりします。
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by munehito_miwa | 2015-01-07 14:56 | 自坊行事 | Trackback | Comments(0)
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