開基法要

11月11日は実信房蓮生755回忌でした。
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今回の法要の差定

法華経お題目(太鼓)・四奉請(附ハルモニウム)・般若心経三巻(曲打太鼓)・疏
開経偈・妙法蓮華経観世音菩薩普門品・啓白文・連称念仏
弥陀礼(附ハルモニウム)・法華経お題目

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小説、親鸞を読んでいると、平安鎌倉の当時の仏教の高揚感のある法要の描かれ方と、現在の儀礼的な法要の温度差を感じることがあり、自身の宗旨だけではなく、他宗の事を勉強しながらそれを活かして、新しく法要を作る事もコンセプトに、本年で四回目をむかえさせて頂いた蓮生忌

天台など、日本の歌の源流である聲明の1年目、時宗のすすき念仏と和讃が2年目
昨年は平安時代の流行歌である今様と白拍子。蓮生法師の和歌も織り交ぜながら。
当時の信仰について思い巡らせてきました。

今年は念仏の法然さんと、法華経の日蓮さん
あまり仲のよろしくない印象なのですが、仲良くないままにほっておくのはどうかと思っていたところ
6月に身延山で勉強をする縁を頂き、日蓮宗を勉強したり、能楽で『鵜飼』という謡曲でシテを謡わせて頂いたのですが、そのシテ役は日蓮上人の法華の功徳により成仏させてもらう役であったり、法華のお坊さんと仲良くなったりした年でもあったこともあり
浄土法華法要をする運びになりました。

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さて法華といえば、太鼓だと思ってます。、ノリの良い法華の題目太鼓と、
般若心経ではオリジナルの曲打ち太鼓を二人の僧侶に叩いてもらったのですが、
リズムをとりながら、南無妙法蓮華経や般若心経を繰り返すと高揚感がでてきます。
お経がすすむにつれて声も太鼓の音量も上がっていき、常日頃の迷いや苦しみが気にならなくなるような、今この瞬間を大事に思う気持がします。

浄土のお経では、節のある弥陀礼。
インドのハルモニウムという楽器を伴奏に、静かにゆったりと。
念仏も鉦を合図に静かに詠み上げる


苦しみを、どのように? どうやって軽くし、無くすのか?
が仏教に求められていたことであるのなら、念仏もお題目も1つの手段なのかと思います。
静かに念仏するのも1つ、賑やかに太鼓でお題目をあげるのも一つ。
心を内に向ける内省と、心を内より外に出して行くこと。
お題目は宮沢賢治の「アメニモマケズ」の東西南北「行ッテ・・・行ッテ・・・行ッテ」
の気持が大事なんだなと。
お題目と念仏は実は両輪のような気がした法要でした。
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by munehito_miwa | 2013-11-18 11:33 | 自坊行事 | Trackback | Comments(0)
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