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常に無く

新緑の季節です。
何もせず、ボーッと庭を前に縁側で座っているだけで楽しい。

ある時、目に
ある時、耳に
ある時、鼻に
ある時、肌に
せわしなく

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最近、菜食に食生活をシフトしてから、好みが妙に甘い物に向くのです。
オ・グルニエ・ドールに行ってきた。

平日の夕方なのに、店内は満席で、僕はテイクアウトだったので平気だったのですが
ガラスケースの中に陳列されている、ケーキには品切れが目立っていました。
卵の多く入ったスイーツは苦手になっているので、リンゴタルトを購入。
*大好きだったフィナンシェやプリンがダメなのです(泣)

近くの公園でコーヒーと一緒にタルトを食そう、と公園の中を眺めると
ピンクや赤、緑の混じる広い公園の中で
紫が僕を呼んでいた。

ベンチに座ると、天井が総て紫の藤の花で妖艶に絡まれ、覆われているのです。
絡み具合がエロティック!(検索で調べてみたらエロサイトにも飛びました《恥》)

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 (*鈴蘭の香りは藤と似ている気がする。藤は背伸びをして、鈴蘭は地面に這いつくばってにほぐ。虫の世界では流行の匂いなのかも。)

藤の下でリンゴタルトを食していたのですが・・・

不意に香りが鼻腔に飛び込んでくる
鼻に意識を集中するが、香りは去った後。

コーヒーを飲んだ後
また、不意に香りが飛び込んでくる。

立ち上がり、藤に鼻を寄せる。
香りを感じないが、その姿を眺めていると
不意に香りが鼻腔に立ち込める。

常にでなく、運ばれて、去っていく。
常に無く
by munehito_miwa | 2006-04-28 13:46 | 瞑想
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