お寺で上映会 「リックヤート」 

9月8日に西方寺本堂で上映会がありました。
こころを架けることば

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上映前には監督である伊藤さんに簡単な解説を頂き、
上映後には質疑応答と、ひょうたん笛(フルス)の演奏をして頂くなど
充実した内容でした。

雲南省、徳弘州タイ族の仏教儀礼を記録した映像で
「よりよい来世の転生のために人々は善行を重ねて功徳を積む」
仏像寄進が最大の積徳行なのだそうです。

誰がどのように、いくら寄進したのか、そもそも仏教とは? 
お釈迦様から現在まで続く、その村の記録を書き留め、儀礼の際に朗誦する。

まずはその朗誦するワン・シャンヤーさんの音楽性に魅せられたのですが、
やはりというか、韻もふんでいたり、即興であったり、かなり高度らしく
翻訳もかなり苦労されたとか。

寄進した村の人達の名前が、朗誦で歌い読み上げられた時の嬉しそうな顔。
なんだか、直接的で今の日本人には理解し難いかもしれませんが、
日本もかつて、寺院があちこちに建てられた時期の人の感覚は
こんな感じだったのじゃないかなぁ、などと思いを馳せました。

戒名の院号などは、もともと寺院を寄進した人に付けられるものだったりもしましたし
徳弘タイ族でもそのように、生きている間に積んだ徳から、戒名をもらったりしていたそうです。

なにより、興味深いのはこれらの儀式に僧侶が関わっていない事。
文化大革命の影響で、僧侶がいない、という理由もあるのですが
現在でも僧侶がいない、という事は、僧侶は必要がなかった、という事でしょうか。

それでも、とても華やかで賑やかな儀礼によって
人々の貯蓄は、すってってんになるそうです。
その信仰心。笑顔。
人が生きる上で何が大事なのかを考えさせられました。
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by munehito_miwa | 2012-09-24 16:31 | 自坊行事 | Trackback | Comments(0)
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