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盆とか地域のお祭りについて

「よその地域のお祭りやし、行くの遠慮してましてん」

地域のお祭りについて考える事が増えた。
お祭りに数年かかわってきて、友人知人を招いてきたけれど
案外、近い地域だけど別の地域に住まわれている方は
誘ってもあまり来られない。

遠慮はしなくていいですよ、と、お伝えするが
やはり遠慮するものなのかもしれない。

それは地域の繋がりが密接であるほど、
他の地域のお祭りにはいかないかもしれない。

地域の繋がりがない程、
よその地域の祭りに出かけるのかもしれない

ここ数年、お寺の名前が送り火のお寺と同じなので
間違えて護摩木を購入しに来られる方が年々増えてきている。
うちの付近には燃やせるような山はないのですが・・・

どこの地域にも神社お寺を中心として
祭りが行われていたであろうし、ましてや盆の季節は
地元のお祭りに地域の人たちは集まっていたのだろう。
よそのお祭りに行っている場合ではなかったのでは。

そういう意味では京都は地域のお祭りが残っているようだ。
祇園祭といえども、離れた地域の京都人は行かない人の多いこと。

よその盆踊りに参加してみて思った事は
盆踊りが先祖迎えの儀式で、迎えた先祖を供養する踊りだとして
よそさんが入っていたら、その地域の先祖さんもたじろがはるのかなぁ、と。
少し場違いな、地域の人の場所へお邪魔している気分になった。
それは山の中の集落の送り火でも思った

祭りはどうしたって、その地域の神さんや先祖さんとの結び付きが強いわけで
そういう意味では、現代のようにいろいろな情報が飛交うなかで、
地域外の人が地域のお祭りにどんどん参加していくなか
お祭りの本来の意味がどこかに飛んでいってしまうような気がしてる。
地域のものが地域のものでなくなっていく現象が起きている。

お祭りにしたって、仏事にしたって
本来どういう出来事から行われることになったのかを探らないと
中身のないものに成り下がっていくような、単なるイベントになってしまっては
続ける気持ちは年々薄まっていくのではないかと思う。

懐かしい思いにかられるのは、地域の人と人との交流に
地域の先祖さんの思い出がプラスアルファで感じられる事が大事だったのかも
by munehito_miwa | 2011-08-20 14:06 | 雑記
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